今日は県の栄養士会の研修にいってきました。
今日は字ばっかだよ~
演題の一つが伊勢神宮の式年遷宮についてだったのですが、これがおもしろかったんだなぁ。最初は別の演題のほうが聞きたくて参加したんですけど、「へぇ~~~」ってことがいろいろきけました。
講演はお伊勢さんの中で
神職の人たちがどんなことをおこなっているか、という説明だったのですが、「そんなことやってたのぉ~」でしたよ。
神宮の中では電気も使わず昔からの装束と作法で、朝と晩に火起こしから始めるミケ祭というのをして、神に食事をお供えしているんですって。火起こしから! 明かりは松明!! しかも神に供えるものだからって全て塩から器から自分たちで作ってる自給自足生活。1500年もの間、何も変わることなく連綿とあらゆる作法と技術が引き継がれてゆくって、すごすぎる・・・。
それを支える根本思想に、自然のものは朽ち果てる、そして再生する。朽ちるからこそ永遠という考えがあるようです。何より印象的だったのは、その再生の際に、「寸分たがわず再生させる」ということでした。少しの拡大も縮小もない、これってすごいことだと思いません??
火から起こす、と書きましたが、その火は「忌火
いみび」といって毎日原始的な火起こし木でシャッシャやるんですって。忌む=際立って清浄という意味なんだそうですよ。煮炊きに使う火というのはそれくらい大切で、どんな火で煮炊きするかが食べた人に影響するらしいです。その火が所属する世界を表しているといえばいいのかな?
講師の先生(現役の神職)は神話を例に話してくださったけれど、「同じ釜の飯をくう」ことの重みを、妙に納得させられてしまったのでした。
あいのうでみんなが仲いいのは、同じ火で炊いたご飯を
毎日毎日食べ続けているからなのかもね!